生理痛は腹痛、腰痛だけじゃない!生理中に現れる様々な症状

悩む女性

生理痛でよく耳にするのは、腹痛腰痛頭痛といった症状で、実際に女性の多くが辛く感じている症状もこの3つが上位を占めます。よく聞く症状だったら、生理痛なんだと対処もできますが、周りではあまり聞かないような症状が現れると、「これって生理痛?それとも病気?」と悩みますよね。

生理痛は、女性ホルモンの変動が影響して現れる様々な症状を言います。強く出る症状は人それぞれ違い、その時の体調によっても変わってきます。症状によっては、残念ながら生理との関係を解明できていないものもあります。それでも、やはり心配ですね。

今回は生理痛でよく聞く症状以外にも、生理になると感じる体の不調も取り上げて紹介していきます。

1.体に現れる生理痛の症状
2.心に現れる生理痛の症状
3.まとめ

症状別もくじ

足の付け根が痛い 息切れ 胃痛
イライラ 嘔吐 お腹の張り
風邪のような症状 肩こり 下腹部痛
下腹部の不快感 体の冷え 関節痛
気持ち悪い 下痢 倦怠感
口内炎 腰のだるさ 食欲不振
情緒不安定 頭痛 立ちくらみ
だるい 手足の痺れ 動悸
ニキビ 眠気 喉が赤く腫れる
喉が渇く 喉の痛み 排尿痛
排便痛 吐き気 歯茎から出血
歯茎の腫れ 肌荒れ 発汗
発熱 鼻血 貧血
頻尿 腹痛 吹き出物
震え 便秘 むくみ
胸の痛み 胸の張り めまい
憂鬱 腰痛

体に現れる生理痛の症状

痛みを伴う生理痛


腹痛・下腹部痛(下腹部の不快感)【生理痛/PMS】
症状が現れるのは、生理1日目~生理が終わるまで。経血を体外に出す手助けをするプロスタグランジンがストレスや冷えの影響で必要以上に作られ、子宮を過剰に収縮させることで鈍痛と重だるさを感じます。


腰痛(腰のだるさ)【生理痛/PMS】
症状が現れるのは、生理前~生理が終わるまで。プロスタグランジンが原因。プロスタグランジンの必要以上な分泌が子宮を過剰に収縮させ血行が悪くなります。すると、骨盤内の血流も悪くなり、鈍い痛みと腰周辺にだるさを感じます。


頭痛【生理痛/PMS】
症状が現れるのは、生理直前~生理前半頃。エストロゲン(女性ホルモン)が減少することにより血管が広がり、頭痛が起こります。


胃痛【生理痛】
症状が現れるのは、生理1日目~生理が終わるまで。はっきりとした原因はわかりませんが、プロスタグランジンの過剰な分泌が影響しているようで、生理が始まると胃に激痛を感じたり、不快感を感じる人も多いようです。


お腹の張り【生理痛/PMS】
症状が現れるのは、生理前~。生理とお腹の張りの因果関係はわかりませんが、プロスタグランジンの過剰分泌による強い子宮の収縮が影響しているようです。生理前や生理中に、下腹部痛とともにお腹の張りを感じる人もいます。


排尿痛・排便痛
生理と排尿痛、排便痛の関係性はわかりません。排尿痛においては膀胱や尿道に異常がある場合があります。また、子宮内膜症の代表的な症状に排便痛がありますが、その際は腹痛や腰痛も強く発症します。


胸の張り(胸の痛み)【生理痛/PMS】
症状が現れるのは、生理前~生理が終わるまで。生理周期に伴う女性ホルモンの変動が乳腺を刺激し、胸が張ったり痛みを引き起こします。女性ホルモンのバランスが乱れると、症状が強くなります。


関節痛(肩、ひじ、手の指の関節、手首、膝、足首、足)
生理のたびに関節が痛くなる人がいますが、生理との因果関係ははっきりわかっていません。関節痛の原因には、病気やケガ、老化などがありますが、エストロゲン(女性ホルモン)が急激に減少する更年期にも症状が現れることがあります。


足の付け根が痛い
生理との因果関係ははっきりしていませんが、痛みが続いたり、触ってみてしこりがあるようなら、病気が影響している場合があります。

               
喉の痛み(喉が赤く腫れる)
生理になると喉が痛くなる人がいますが、原因ははっきりわかりません。生理時は通常より体力が弱まりやすい時期ですので、菌にも感染しやすくなっています。


口内炎【生理痛/PMS】
症状が現れるのは、生理前~。生理時はホルモンバランスの乱れや栄養不足(特にビタミン)、体力の低下で菌に感染しやすくなり、口の中は口内炎ができやすい環境になっています。

痛み以外の生理痛


吐き気(気持ち悪い)・嘔吐【生理痛/PMS】
症状が現れるのは、生理前~生理前半頃。プロスタグランジンの過剰分泌が原因。プロスタグランジンが血管を収縮させることで、血液の流れが悪くなり内臓の働きが弱くなります。胃の働きも悪くなるので、吐き気や胃の不快感といった症状が現れます。


めまい【生理痛/PMS】
めまいは様々な原因で起こりますが、自律神経の乱れも原因の一つです。更年期障害にもめまいの症状があり、ホルモンの乱れにより自律神経のバランスを崩すことが原因です。生理との因果関係ははっきりわかりませんが、生活習慣や食生活の乱れ、ストレスから生理に関わるホルモンが乱れることがあります。


貧血【生理痛】
症状が現れるのは、生理開始~生理が終わるまでの期間。生理による出血が原因。ナプキンが1時間ももたないくらい出血量が多い場合は特に注意が必要です。また、子宮の病気(子宮筋腫など)でも生理時の出血量が多くなるので、貧血が起こりやすくなります。


立ちくらみ【生理痛】
症状が現れるのは、生理開始~生理が終わるまでの期間。生理時の出血量が多いと現れる貧血症状の一つ。他にも、生理痛のひどい痛みにより立ちくらみが起こることがあります。


便秘【生理痛 PMS】
症状が現れるのは、生理前~。プロゲステロン(女性ホルモン)の増加が原因。プロゲステロンは妊娠の手助けをする女性ホルモンで、体に水分を溜めようとします。そのため、腸からも水分を奪っていくので、腸の働きが悪くなり便秘になってしまいます


下痢【生理痛/PMS】
症状が現れるのは生理開始後~。生理に伴い分泌されるプロスタグランジンが影響。プロスタグランジンは子宮だけでなく、腸も収縮させ活性化させるので下痢が起こります


頻尿
頻尿の目安は1日8回以上出ることです。生理との因果関係はわかりませんが、子宮や泌尿器系の病気の影響で頻尿になることがあります。


眠気【生理痛/PMS】
症状が現れるのは主に生理前ですが、生理中に症状を感じる人もいます。プロゲステロン(女性ホルモン)の影響。生理前になるとプロゲステロンが増加し、高温期になります。体温が下がるほど深い眠りにつけますが、高温期は体温が1日中高いままなので熟睡できず、昼間に眠気が強くなってしまいます


だるい(倦怠感)【生理痛/PMS】
生理痛の症状にだるい、倦怠感があります。原因ははっきりわかりませんが、生理前に増えるプロゲステロン(女性ホルモン)の影響と言われています。症状が現れるのは主に生理前の期間ですが、生理中に症状を感じる人もいます。


体の冷え【生理痛】
症状が現れるのは、生理が始まってから排卵するまでの期間。プロスタグランジンの過剰分泌の影響で血管が収縮し、血液の流れが悪くなるため体が冷えてしまいます。また、体温を上げる働きをするプロゲステロン(女性ホルモン)が減少することで、体温が低くなります。


発熱【生理痛/PMS】
生理痛の症状に発熱があります。原因ははっきりわかりませんが、生理前は体温を上げるプロゲステロン(女性ホルモン)の影響により、いつもより体温が上がります。また、発熱は体のどこかに炎症がある証拠です。子宮筋腫や子宮内膜症の症状にも発熱があるので、病気が原因ということも考えられます。


発汗【生理痛/PMS】
生理との因果関係はわかりませんが、エストロゲン(女性ホルモン)が急激に減少する更年期によくみられる症状です。生理前にもエストロゲンが急激に減少する時期があります。


震え
生理との因果関係はわかりませんが、生理前や生理中に体や声、手が震えるという人がいます。生理痛の痛みや吐き気とともに震えが出る人もいます。


風邪のような症状【生理痛/PMS】
生理前にプロゲステロン(女性ホルモン)が増えることにより、体温が上がったりだるくなるといった風邪に似た症状が現れます。


動悸・息切れ【生理痛/PMS】
原因ははっきりわかりませんが、ホルモンの乱れが影響していると考えられています。生理周期に伴いホルモンは大きく変動したり、ストレスや不規則な生活の影響でホルモンは乱れやすくなります。また、病気が影響している場合もあり、子宮の病気が原因で動悸、息切れが起こることがあります。


手足の痺れ【生理痛/PMS】
原因ははっきりわかりませんが、女性ホルモンの乱れが影響していると言われています。生理の1週間位前から症状が現れます。


むくみ【生理痛/PMS】
症状が現れるのは、主に生理前。排卵後に増加するプロゲステロン(女性ホルモン)の影響で、体の水分が多くなりむくみます。 


肩こり【生理痛/PMS】
生理痛の症状に肩こりがありますが、原因ははっきりわかりません。肩こりは血液の流れが悪くなると起こります。生理期間はホルモンの変動やプロスタグランジンの過剰分泌で血行が悪くなりやすいので、注意が必要です。


食欲不振【生理痛/PMS】
生理痛の症状に食欲不振がありますが、明確な原因はわかりません。食欲不振になる原因の一つとして、血液の流れが悪いことがあげられます。生理時に血行が悪くなる要因には、プロスタグランジン過剰分泌があります。


喉が渇く
生理前や生理中に喉が渇くという症状が現れる人がいますが、原因ははっきりわかりません。ホルモンバランスが乱れると唾液が少なくなり、口が乾いてしまいます。ホルモンバランスが乱れやすくなる更年期は、喉が渇くや口が乾くといった症状が発症します。生理時もホルモンバランスが乱れることがあります。


肌荒れ・ニキビ(吹き出物)【生理痛/PMS】
症状が現れるのは、女性ホルモンが減少する生理直前~生理が終わるまでの期間。生理前に女性ホルモンが減ることにより皮脂がたくさん分泌され、肌荒れが起きたりニキビができやすくなります


歯茎の腫れ(歯肉炎のような状態)【生理痛/PMS】
症状が現れるのは、生理2週間前~生理が終わるまで。女性ホルモンの影響で歯周病菌が増えることが原因。生理周期の中で、生理前の2週間が女性ホルモン分泌の最盛期のため、症状が現れやすくなります。


歯茎から出血【生理痛/PMS】
女性ホルモンの分泌が盛んになる生理前は歯周病菌が増えます。菌の影響で、歯茎が腫れ(歯肉炎)出血しやすくなります。


鼻血【生理痛】
生理の出血が少ないときに鼻血が出ることがあり、代償月経と言われています。生理不順や過少月経の人に症状が出やすいので、生理のたびに鼻血が出る場合は注意が必要です。

心に現れる生理痛の症状


イライラ【生理痛/PMS】
症状が現れるのは主に生理前ですが、生理中に症状が出る人もいます。はっきりとした原因はわかっていませんが、精神を安定させる働きをするエストロゲンの減少と生理前に増えるプロゲステロンの増加が原因と言われています。(エストロゲン、プロゲステロンは生理周期によって変動する女性ホルモン)自分でコントロールすることが難しいほど、症状がひどいこともあります。


情緒不安定(憂鬱、落ち込む)【生理痛/PMS】
症状が現れるのは、生理前~生理が終わるまでの期間。はっきりとした原因はわかっていませんが、生理周期によって変動するエストロゲン(精神安定を保つ働きがある)の減少が影響。

まとめ

体を動かす女性

生理周期に伴う女性ホルモンの変動は、妊娠の準備をしたり、生理を起こさせたり、と女性の体に様々な変化を起こします。ホルモンは体のために良い働きをしたり、副作用のように負の働きをしてしまうこともあるのですね。それが、生理痛や生理前の不調となって現れてしまうようです。

さらに、食生活の乱れや体の冷え、ストレスを感じるとホルモンバランスが乱れてしまったり、血流が悪くなって生理痛の症状がひどくなることがあります。ひどい症状を感じるときは、バランスの良い食事を心がける、体を温めたる、リラックスをすることで症状の緩和が期待できます。

また、生理痛はホルモンや日常生活の影響だけでなく、病気が原因の場合もあります。例えば、子宮内膜症子宮筋腫といった病気だと、ひどい腹痛や腰痛、貧血といった生理痛と同じような症状を引き起こすこともあるのです。しかし、生理痛と病気を痛み方や症状で判別するのは難しいです。

鎮痛剤が効かないほどひどい、生理期間以外でも症状を感じる、生理のたびに痛みや症状がひどくなっている、と感じたときは早めに病院を受診しましょう。

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