【母が更年期障害で鬱に】倦怠感・不眠で睡眠薬を処方されるも、効き目なく悪化

眠れない女性

今から20年前の話、母が50歳になったころ、母が体の倦怠感や精神的に感じるやる気のなさを訴えるようになりました。基本的に何でもやりこなせる、手先の器用な気の利く母は何をしても、そつなくこなし他の人からも頼られる存在でした。だから、更年期障害など縁のない人だと感じていました。

更年期の倦怠感・不眠の症状に薬が効かず、寝たきり状態になる

更年期障害を感じ始めた母は、倦怠感を訴え始め、不眠になっていきました。寝付きが悪い、夜中に目が覚めそれから眠ることができない、時計を見るとまだ1時間しか経っていない、そんな報告を毎日のように聞いていました。不眠と倦怠感から食欲も落ち昼間に布団を敷いて横になる、そんな状態にまでなってしまいました。

だからと言って昼間眠る事はありません。もちろんかかりつけのお医者さんには安定剤、睡眠導入剤、軽い睡眠薬を処方してもらい服用していましたが、全く効果が見られませんでした。体調不良と聞き、次々と友人が自宅に来てくれましたが、母は横になってほとんど会話も交わさず、座った目つきで来てくれた友人を眺めていました。

そんなある日、私がドライブに行こうと誘い、母と近くの砂浜にドライブに行きました。波打ち際で大きな石をひっくり返し、カニやヤドカリが動くのをほほえましく眺めていました。そこでのんびりした時間を過ごし家に帰ると、母の姉から電話がありました。

【更年期障害が悪化した母】辛い症状を相談するも姉に叱咤激励され、記憶力が低下

今の更年期の症状を涙ながらに姉に語る母に、姉は姉妹にしかできない叱咤激励の言葉をかけたようで、母はそれを受け号泣していました。後からわかったことですが、更年期障害またはうつ病の人に叱咤激励はしてはいけない、症状を重くする原因となると知りました。

その日の夕方、家族に母と砂浜行ったことを話していると、キョトンとした顔で母が「誰が行ったの?」と言いました。私は耳を疑いました。冗談を言える健康状態では無いことがわかっているだけに、恐怖も感じました。

そこからは父と姉と私は、ゆっくりと母に質問をしました。名前、今の年齢、旧姓。基本的な事は答えられましたが、今日の昼から母の姉に叱咤激励を受けたときまでの記憶がなくなっているのです。その時の母の症状を見て、父は会社を辞めて母の看病することを覚悟したと言っていました。

【更年期鬱の母が自宅療養】家族全員で支え合い、症状が回復

次の日、かかりつけの病院に行き昨日の出来事を話しました。お医者さんは、精神科への紹介状書くこともできると言いましたが、家族全員で母を見ると覚悟を決めて、自宅療養することにしました。花畑へ連れて行ったり、山へドライブへ行ったり、少しずつ無理することなく外へ連れ出し、半年位かかったでしょうか。

ドライブ途中にうたた寝をする母がいました。うたた寝なんて、更年期が始まってから一度も見たことがありませんでした。その時父と目を合わせ、静かにVサインをした事を覚えています。それから少しずつ更年期の症状が良くなり、今では以前のことが嘘のように元気になっています。

もし、あそこで家族が諦め精神科への入院をしていたならどうなっていたことか、そう考えると私たちの判断は正しかったのかもしれないと思います。更年期障害から鬱病への進行、珍しいことでは無いとお医者さんから聞きました。

ホルモンバランスの崩れからくる更年期障害、やはりそれは今まで母が家族へ愛情を注ぐために身を酷使してきた結果だと思います。それを家族で支え合う、それが回復への道だと私は確信しています。

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